く〜の懺悔長

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...... 2018年12月14日 の日記 ......
■ 訃報   [ NO. 2018121401-1 ]




昨日の朝、

上の兄が亡くなりました。






デイサービスの相談員業務で
パタパタと走りまわっていた時、
仕事用の携帯に管理者から電話が。

お母さんが急いで連絡欲しいって。
元気なかったから体調悪いんじゃない?
すぐに掛けてあげて。

やだ…どうかしたのかしら…
電話掛けて来るなんてよっぽどだ…
仕事中は自分の携帯なんて見ないから、
この間、新しく作った名刺、置いて来て良かった。


急いで掛けたら、
兄の悲報でした。

生活しているグループホームで
朝食の時間になっても起きて来なかったから、
職員さんが見に行ったら、
ベッドで亡くなっていたそうです。

警察が来ているんで立ち会ってほしいって。
母はひとりじゃとても行けそうにないって。

管理者に相談したらすぐに行けと言われ、
大忙しのデイに後ろ髪を引かれながら実家へ。

そして母を乗せ、兄のグループホームへ行きました。


ベッドでほぼうつ伏せの状態で、
兄は冷たくなっていました。
むらさき色の顔をして、
唇は真っ黒でした。

色々と聞き取りを受けた後、
死因を調べるため警察に移送された兄を見送り、
呆然とする母を連れ、

葬祭場回り
死体検案書を作成してくれた病院
警察
お寺
市役所

一日中走りまわって、
葬祭場で眠っている兄に再開したのは、
もう暗くなった頃でした。



死因は、『急性心臓死』とのことでした。

心不全か、心筋梗塞ってことだと思います。
不審死でないから骨髄液だけ取って、
脳出血か心臓死かだけを調べるのだそう。
血液が混じっていれば、脳出血。
透明であれば、心臓ってこと。


死亡推定時刻は、午前7時。
昨日の朝はすごく寒かった。

苦しんだのかな。
警察の人も、
こんなにうっ血した遺体は見たことないと言っていました。
顔のすぐ横に、携帯が置いてあったそうです。
誰かに助けを求めようとしたのかしら。


とてもあっけない最期となりました。



色々あったけど、
可哀想な人だった。
幸せじゃなかったと思うから。

職員さんから渡された、兄の手元にあった現金の中に
もらったばかりの先月分のお給料がありました。
これまではまともに勤務したことが無く、
週に2〜3日出ればマシな方でしたが、
ここのところ真面目に働いていて、
最後の給料明細には、精勤賞と書かれた手当がついていました。

それを見たら、涙が出ました。

一生懸命頑張っていたんだよね。



とても一言では言い尽くせない、
様々な感情が渦巻いて気持ちが整理できませんが、
最後は心を込めて見送りたいと思います。

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