く〜の懺悔長

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...... 2018年09月24日 の日記 ......
■ 遺品整理   [ NO. 2018092401-1 ]
3日間の連休もおしまい。
お通夜と母の買い物以外は出掛けませんでした。

いいのいいの。
私はお家大好き人間。
必要なければ出掛けたくない。
ここで好きなことして過ごしていれば大満足。

去年のお盆に父の遺品の収集切手を整理すると決め、
いろいろ勉強してみましたが、
カタログに載っている現在の価値っていうのは
ほとんど現実的ではなく。

皮算用してワクワクしていた頭を
げんこつで殴られるぐらいショックを受けましたが、
この先値打ちが上がるとも思えないし、
いくら上がってもその頃の私は
整理する気も失せているかも知れないので、
さっさと片付けてスッキリしようと思いました。

未使用切手は額面の9割ぐらいで売りさばき、
ほとんど売ってしまいました。

初日カバーと言う、
記念切手の発売日の消印が入ったものには、
それなりの価値があるらしいのですが。

要するに、
郵便局で発売初日に購入し、
その場でハガキや封筒や解説書というものに
貼って消印を押してもらうもの。

使ってもいないのに使用済み扱いになるわけです。
わけわかんない行動ですが、
将来価値が上がるのを見越して
父もせっせとこの初日カバーを集めていたようでした。

居るかどうかも分からないコレクター相手に
メルカリに出してみましたが、
まったく見向きもされません。

しかも、
父のコレクションは『初日』ではないものも多々あり(笑)
これなんてまったく価値がないわけですよ。

あとは、解説書にただ貼ってあるだけで、
消印の押していないものもいっぱい。

仕方ないので、こういうのは水に浸けて
剥がして乾かして売っています。

父はいったい、どうしようと思って、
これを貼っていたのかなぁ。

ただの自己満足?
純粋に、自分なりにコレクションしていたのかしら。

などと想像しながら、
今日は黙々と剥がす作業をしていました。

一生懸命貼ったのに。
お父さんごめんねぇ…(;´∀`)

残り僅かになって来た切手は、
価値のありそうなものだけ鑑定に出そうと思っています。
儲けはなくても別にいいんです。
父の趣味をこうして換金ていること自体、
申し訳ないって言うか、気が引けているので。

父の生きて来た軌跡に思いを馳せる時、
とても幸せだったとは思えなくて、
哀しくなります。

だから、こうして趣味を持ち、
楽しい時間があったのだと感じられると、
私も少しですが救われた気持ちになります。

今は普通に夫の思い出話をしている母を見ていると、
生きている時はあんなにないがしろにしていたくせに!
と言いたくなりますが、
言ったところでどうにかなるわけでもないしね。
黙って言わせといてあげています。

自分の子どもたちはにこんな気持ちを味わわせたくないので、
ウソでも幸せなふりをして、
ひとりで楽しく生きてるよ、
何も心配はいらないよ、
と言い続けています。

前にもこんな話をしたことはあるんだけど、

人が亡くなった時、悲しいと感じるのは、
その人に二度と会えないという寂しさもあるけど、
たとえば病気で苦しんだとか、
不慮の事故とか災害に巻き込まれたとか、
その人の無念さを思って哀しむってこともありますよね。

好きなように生きて、
幸せだと言い切って亡くなった人なら、
残された家族も笑って見送れるでしょ?

私はこれまで悔いなく懸命に生きて来たので、
まったく思い残すことはありません。
あの時ああしていれば…なんて後悔は一切ないです。
今死んで悔いることがあるとすれば、
私の遺品の整理に子供たちを悩ませることぐらい(笑)

だから、不要なものは処分する。
ましてや父の物があったらもっと悩ませるでしょうから、
私が責任をもって処分するのです。
自分にとって宝物でも、
人から見たらただのゴミですから。

そう考えると、
何だか思い出の品だと思っていた物も
不要に感じて来るものですね。

捨てよう捨てよう。どんどん。

…って簡単に出来ればいいんだけどねぇ(;´Д`)

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