今週はすごく働いたわ〜\(o⌒∇⌒o)/
例の鼻すすりは一向にやめそうにないので、 朝、所属長が出勤して来たら、 イヤホン使ってツムツムを始めてます(笑) 耳栓ではまったく効果がないのでね。
先日耳栓を買ったJちゃんも、 やはりイヤホンして何か音楽を聴いている模様(笑)
就業時間ギリギリまでそうして過ごし、 ミーティング中はひたすら我慢して、 終わったら外回りに出ます。
そうして一週間頑張って来ました!!
でもこんなことばかりもしていられないので、 早く何か対策を練らねば。
利用者さんが立て続けに3人も亡くなり、 ちょっと気が滅入っていますが、 とにかく後悔のない様にと 皆さんに一生懸命関わっています。
まったくもってお元気で、 飲酒のできる老人施設を探してくれよと言っていた、 お話の楽しい男性が、 90歳の誕生日の前日に、 あっけなく亡くなってしまいました。
哀しくて、 暫くはその方の事ばかり考えて過ごしていました。
いいことがありますようにと、 薬屋さんでもらったという干支のキーホルダーを 最後になった訪問の時にくださいました。
人の最期なんて、いつ訪れるか誰にもわからないんだね。 だからこそ、 自分に出来ることをひたすらやらねばと 気持ちを新たにいたしました。
そんななか、 とにかく心の痛むケースがあります。
脳血管性の認知症の女性。 一般的なアルツハイマー型認知症と違って、 記憶のほとんどが保たれ、 思考もしっかりしていて、 ご自分の病気を理解しています。
調理師の免許を持ちながら、調理の手順を忘れてしまい、 計算が出来なくなったので、買い物にも行けない。
ここで普通の認知症の方なら、 何も考えずに買い物に出掛けるのだけど、 出来ないことが分かっているので行かないのです。
家事はご主人が行っています。 ご本人と一緒に行うのが一番良いのでしょうが、 ご本人にとっては屈辱的な事なので、 自信をなくして手伝うこともありません。
これも普通の認知症の方なら 出来なくてもやろうとするわけですが、 この方はご主人が迷惑だろうからと やらないわけです。
でも、情けなくてイライラが募ります。 ご主人にも八つ当たりします。 恨みの言葉も出て来ます。
ご主人はご自分なりに懸命に行っているのに、 どうしてこんなに嫌な思いをしなきゃないのだと、 介護に疲弊しています。 でも、自分がしなければしょうがないと、 上手にストレス解消しながら頑張っています。
職員に知っている人が多いからと、 ご自分が昔働いていた介護施設のデイケアに通い始めました。
え? ホントにそこでいいの?
と思いましたが。 認知症なので、恥ずかしいという感情が欠落したのかなぁと 勝手に解釈していました。 さすがに入浴は嫌だろうなぁと思いましたが、 そこもすんなり受け入れられました。
デイケアに通い始めて3ヶ月。 ご自宅を訪問すると、 その日は何だかご機嫌斜め。
今月の病院はいかかでしたか?
と私が聞いたのが要因。
その日は腰痛がひどくて、 ご主人が代わりに受診し、お薬だけもらって来たとの事。
ご主人がそう話した瞬間、
「うそつき!いつ私が腰を痛くしたの!!」
と腹を立ててしまいました。
私は、腰痛だったことを忘れてしまったのかな、 とここでも勝手に解釈。
でも本当は、 絶対に行かない!と言い張る奥様を説得できず、 やむなくご主人だけ行って来た様でした。
ご主人と行動を共にするのが苦痛で、 「お前の顔なんか見たくない! 殺せ!首を絞めて殺せ!」」 などと興奮するのだそう。
ご主人はそんなことは恥ずかしくて医師には話せず、 『腰痛で来られない』とウソをついたらしいです。
当然ながら、私にも本当の事は言えず、 ウソを言ったわけです。
そこからご本人は、 本当の気持ちを怒涛の様に訴え始めました。
自分は馬鹿だから夫には逆らえない。 養ってもらっているから言うとおりにしなければいけない。 何を言われても従わなければいけない。
そんな気持ちで、自分の思いを閉じ込めて来た結果、 ご主人に対する憎しみばかりが募り、 最近では「殺せ!」が口癖。
誰が好き好んで、自分か働いた職場に世話になるもんか。 あんたが行けって言うから従ったんだよ。 この年になったって、恥じらいはあるから 男性職員の風呂介助を受けるのだって嫌でたまらない。 でも私が拒否したら困らせるでしょ? だから黙って言われるとおりにしてるんだよ。 行きたくなくたって、 家であんたの顔をみて過ごすよりよっぽどマシ! みんな私をバカだってわかっているから 優しく接してくれるし。 だから行くんだよ!!
この話を聞いて、 私は大変驚いたと同時に、 心から申し訳なく思いました。
しっかりと筋道の立った話。 相手の立場を読み取り、思いやった行動。 自分が我慢すればそれで済むという妥協。
こんなにしっかりしているのに、 『認知症』という病気だということで、 ひとくくりの目線で接していた自分が、 本当に情けなく思いました。
そこにご本人から私への一言。
あなたは何も気にしなくていいのよ。 いつも一生懸命考えて仕事してくれているから。
ケアマネにまで気を遣うこの優しさ。 どんなに辛いだろうかと胸が痛くなりました。
ご本人も辛くて気の毒だけど、 熱心に介護するご主人も気の毒で、 遠く離れた土地で、 毎日母親からの「死にたい」という電話を受けている 娘さんも気の毒。
誰も悪くないのに、 みんなが悲しい思いしかしていない。
残酷な病気ですね。認知症って。
ぼんやりと過ごしている人が罹りやすいと思われがちですが、 この方に至っては、 人と接することが大好きで、 定年退職後も毎日ボランティアやサークル活動に大忙しで、 活動的に過ごして来た方なんです。
ご本人がまた自信を取り戻し、 毎日充実して生活するためにはどうしたらいいのか、 思いあぐねていたところに、 案じた娘さんが帰省されました。
娘さんと相談して、 とにかくご夫婦2人を置いておくことは悪循環と考え、 グループホームの申し込みをすることにしました。
翌日、 娘さんはご両親を連れて、 グループホームの申し込みに出向き、 私も同行しました。
ここでもご本人は、 私たちが職員と気兼ねなく話が出来るようにと、 入居者さんたちに交じってレク活動に参加。
どんだけ空気を読むのよ〜…
職員から色々と説明を受けている間、 ご主人の表情がとても悲しげで…
きっと、 こんなはずじゃなかったのに…と思っているのでしょう。 2人仲良く穏やかな老後を迎えると疑っていなかったでしょうから。
いつ、誰の身の上にも降りかかる可能性の高い病気。 もっと勉強し、理解して、 たくさんのアドバイスが出来るようにならなくてはと 思っています。
自分だってならないとは限らないので、 今のうちに出来ることはしておかなくちゃね。
ってことで、
今日も断捨離!!!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
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